もうすぐ、鍋料理が美味しい季節! 一人で晩酌するもよし、大人数でわいわいつつくもよし。熱くて具だくさんの鍋料理は、心も体も温めてくれます。今年はちょっと趣向を変えて、いま流行りのグリル鍋を試してみるのはいかがでしょうか?

グリル鍋とは、深さが5センチ以上ある電気鍋のこと。安いものだと2,000円台から手に入るお手頃な価格帯ながら、そのコストパフォーマンスは抜群です。

1人暮らしの夕食からちょっとしたホームパーティまで、その用途は多岐にわたります。煮る・焼く・蒸すまでなんでもござれ、そんな“小さな巨人”グリル鍋の魅力について詳しく解説させていただきます。(監修:佐藤彩香[栄養士])

 

POINT 1:料理のバリエーションが広がる!

グリル鍋について、よく訊かれるのが「ホットプレートとどう違うの?」という質問。確かに、形状はホットプレートとちょっと似ているかも。でも、グリル鍋とホットプレートでは扱える料理のバリエーションが大きく違います。

カンタンにいえば、焼肉や野菜炒め、ホットケーキやお好み焼きなど「焼く」ことに特化しているのがホットプレート。

それに対しグリル鍋は、「鍋」とついているように「煮る」ことをメインにしています。 付属(一部別売り)のプレートを使えば、焼く・蒸すといった料理にも対応。この「手軽に多くの料理ができること」が、グリル鍋の最大の特徴です。

例えばチゲ鍋、グラタン、ビビンバ、シューマイ、ふかし芋なんてメニューを日替わりで用意することもできますし、たこ焼き器セットがあれば土日はみんなでたこ焼きパーティなんて使い方も。テーブルの上で、みんなでわいわい鍋をつついたり、焼肉やお好み焼きをするのも楽しいですね。極端な話、一台で一週間の献立すべてをまかなうことだってできちゃいます。 鍋というと冬のイメージがありますが、グリル鍋はその汎用性から1年中、活躍してくれるのです。

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POINT 2:オールインワンで省スペース!

ホットプレート、土鍋、蒸し器、たこ焼き器……どれもあれば重宝しますが、個別に持つとそれぞれに形も異なるため、かさばるし収納に困りますよね。でも、グリル鍋なら大丈夫。それらの機能を一台で兼ね備えるだけでなく、プレートを重ねてまとめてコンパクトに収納することができます。 スペースを大きく取らないので、片付けも楽チンというわけです。

POINT 3:お手入れがとってもカンタン!

大きくて分厚いホットプレートを洗うのは、なかなか大変。でもグリル鍋についているプレートは、軽くて薄いものがほとんど。表面にはしっかりコーティングが施され、スポンジでかるくこするだけでカンタンに汚れが落ちるタイプが主流です。 家庭用洗剤で洗っても長持ちするように設計されているのが嬉しいですね。

鍋を載せるガードは、丸洗いできるものとできないものがあります。説明書を読み、加熱板から取り外せるものは水洗い、取り外せないものは布巾でしっかり汚れを拭き取りましょう。

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グリル鍋、選び方のポイントは?

グリル鍋はプレートを変えることで様々な料理ができます。煮る・焼くだけなら平面プレートと波型プレートの2枚があればOK。 たこ焼きを楽しみたいなら専用プレートが付属しているものをチョイスするなど、用途に応じて決めましょう。

平面プレートは、チタンやセラミック加工のものであれば、お好み焼きなどでお店と同じような金属ヘラを使っても大丈夫。一方、焦げ付きにくいディンプル加工のものは、例えば焼肉をたらふく食べた後の油がべったりと残っていてもさっと拭き取るだけで油を落とすことができます。中には、中央に穴が空いていてそこから脂が流れ落ちていく構造を採用しているヘルシーなプレートもあります。

それから、フタの素材もグリル鍋を選ぶ上で重要なポイントです。 ガラス製のものと金属製のものとがありますが、お薦めはガラスタイプ。調理中でも中身が見えるので、加減を見ながら料理ができるというメリットがあります。一方、金属のフタの場合中身は見えませんが、丈夫で軽く、持ち運びが便利。どちらが良いか、じっくり考えてみてくださいね。

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では、このグリル鍋を使ったらどんな鍋が楽しめるのか。早速今日、試したくなる、ふたつのグリル鍋レシピを紹介させていただきます。

特選グリル鍋レシピ2選

「焼く」「煮る」これ一台!お手軽チゲグリル鍋

豆板醤の香りもかぐわしいチゲスープの中に、焦げ目のついたジューシーな手羽先! 白菜、長ネギなどの野菜も加わり栄養価も満点なメニューです。「焦げ目」がおいしい焼き物と、体が芯から温まる汁物をワンプレートで作れるのは、「焼く」「煮る」を一台でこなせるグリル鍋ならでは。

<材料>

・ごま油 適量 ・鶏手羽 6本

★白菜 1/8個 ★長ネギ 1/4本 ★えのき 1/4束 ★チンゲン菜 1束

・豆腐 半丁

☆にんにく 1片 ☆ごま油 適量 ☆豆板醤 小さじ1/2 ☆鶏がらスープ 400ml ☆醤油 小さじ1 ☆味噌 小さじ1 ☆塩 適量 ☆こしょう 適量

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<手順>

  1. グリル鍋にごま油をひき、手羽先に焦げ目をつける
  2. ★の野菜を入れ、少し焦げ目をつける
  3. 1、2をグリル鍋から一度、取り出す
  4. グリル鍋に☆にんにくをスライス、☆ごま油で炒める
  5. その他の☆の材料を入れ、スープを作る
  6. 1、2と豆腐を加え再び煮詰め、完成

手羽先を一緒に焼きながらお子さんに料理を作る楽しさを覚えてもらったり、卓上を囲んで「あれを入れたらいいんじゃない?」と気の合う仲間と料理したり。作る過程から同じ時間を共有できるのは、グリル鍋ならではの楽しみ。「焼く」「煮る」をいっぺんにこなせるので、洗い物も少なく、後片付けもカンタンです。

そのまま箸で食べられる! 具だくさんオープンオムレツ

あつあつホックホクのじゃが芋にトロリと絡むチーズのコク、それを包み込む卵の優しい甘さ……「焼く」「蒸す」を一台で実現できるグリル鍋ならではの、おいしいオープンオムレツです。素材を用意し、具を炒め、卵を流し込んで待つだけのシンプルなレシピ。焼きあがったら、そのまま箸で食べられる手軽さが嬉しいですね!

<材料>

・じゃが芋 1個 ・玉ねぎ 半分 ・鶏肉 100g ・にんにく 1片 ・プチトマト 5~6個 ・チーズ お好み

★卵 3個 ★塩 少々 ★胡椒 少々

・オリーブオイル 適量

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<手順>

  1. じゃが芋を蒸すか茹でるかして火を通し、一口サイズにカットする
  2. にんにくはみじん切り、玉ねぎはスライス、鶏肉は小さめにカット。プチトマトは半分にカットしておく
  3. ★を混ぜ合わせておく
  4. オリーブオイルをグリル鍋にひき、みじん切りにしたにんにくを加える
  5. 玉ねぎ、鶏肉を炒め、最後にじゃが芋を加える
  6. その後、1を流し込み、フタをして2分加熱する
  7. チーズとプチトマトを入れ、再びフタをして約1分加熱し、完成。お好みでケチャップなどを使ってもよい

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フライパンで調理する手間もなく、切った素材をそのまま放り込んで、焼いたものをその場で食べられる手軽さ。素材の量を加減すれば、お1人様から4~5人の家庭まで調整が利きます。溶き卵をジューッと流し込んでフタをする工程は目にも楽しく、「みんなで作っている感」を味わえます。具材のアレンジも効きやすいので、いろいろと試してみるのもおもしろいですね。

グリル鍋は、コミュニケーションツール。

料理のバリエーションを広げ、卓上で一緒に作る過程を通じコミュニケーションを生みだし、しかも後片付けがとってもカンタンなグリル鍋。「焼く」「煮る」「蒸す」など本来別々の工程をいっぺんに実現できるだけでなく、ガラスのフタを選べば、フタをして煮込んだり蒸したりしている最中の料理を見ながらわいわい盛り上がれます。

上記のメニューの他にも、例えば「なんか小腹が減ったな」という1人暮らしの方はモヤシやえのき、豚バラ肉を買ってきてパパッとおいしいモヤシ鍋を。「今日の献立が決まらないな」と悩む主婦の方にはザクザクに素材を切ってルーを入れれば、みんな大好きカレー鍋の完成! なんてお助けメニューもあります。アイデア次第で、使い方はいくらでも広がるのです。

食生活を一気に充実させ、コミュニケーションのきっかけづくりも提供する万能なグリル鍋。この機会に、ぜひお試しあれ!